けずれない仕事2

昨日、けずれない仕事について書きました。 続きです。 最終的に教師の仕事は、教室にいることに尽きる気がしています。 とにかく、教室にいる。 休み時間もいる。 掃除の時間もいる。 これだけは、何者をも代えることができません。 いるけれど、子供たちは…

教師としての仕事

「くそ仕事」について書きました。 様々な仕事を削っていって、最後に残る教師としての仕事は何だろうと考えました。 いや、考えてしまう出来事がありました。 それは教師として外せない仕事だろうと思ったのです。 私は、朝子供たちが来る前に教室で一仕事…

言いたい放題

卒業間際のこの時期になると、子供たちは言いたい放題にいろいろなことを言ってきます。 「先生、今日は国語はやめましょう」 「体育はバスケットボールですね」 「どうせなら、今日はもう帰りましょう」 「どうして○○先生が休みなのですか」 「給食を食べた…

難しい仕事

定年間際になっても、教師という仕事は実に難しい仕事だと感じています。 この難しい仕事を定年までできたのは、同僚に恵まれたのが一番の理由だと思っています。 忘れがたい、どうしても合わない管理職もいました。 そういうときは、静かにしているに限りま…

ブルシット・ジョブ

今やはやりの言葉になりつつあります。 「くそ仕事」 とかの訳が当てられています。 教師の仕事の中にも、ブルシット・ジョブがあります。 大きな声で 「こんなくそ仕事」 とは言えないので、この類いの仕事をいかに少ない労力で乗り切るかが大切です。 私は…

志願者が減る理由

校内で不祥事防止研修がありました。 県内で体罰を理由に処分されて、結局退職した教諭がいたそうです。 体罰を肯定する気はさらさらありません。どんな場合でも体罰を奮うのはよくありません。 体罰を肯定する気は全くないと確認します。 その上での話です…

もう一つ

もう一つ、面白い授業を始めています。 いつもの教科書作りです。 今までは、画像がうまく使えませんでした。 教科書を切って、使うなんてことをしていました。 教科書を切るなんて、なかなか面白いのですが。 今回は、タブレットの中に教科書を作っています…

この教材、どうする?

国語が最後の教材に入ります。 6年生ですので、私は最後の授業を決めています。 単元の目標を黒板に書きます。 「さて、あとは君たちがこの目標に向けてどのように勉強するかです。もちろん、相談してもいいし、何を見てもかまいません。さあ、どうぞ始めて…

子供は変えられない

『学び合い』では常識です。 「子供は変えられない」 問題行動が目立つと、その子を変えようとします。 何とかその子供の問題行動をなくそうと努力します。 当たり前です。 でも、なかなか変えられない。変えられないから余計に強い指導をする。または、強い…

結婚記念日

今日は私の両親の結婚記念日。 何かについて、この日を選んでいた両親だったけど、どうしてこの日なのか分かったのは私が大人になってからでした。 両親ともすでに鬼籍に入っています。 母親には 「孫を抱かせたかった」 思ったし、父親には 「ひ孫を抱かせ…

続き

今日もいろいろな考えを言ってきました。 「テストで平均点が90点を超えたら、宿題なし、というのはどうですか」 「席替えをしてください」 「このテストはやりたくありません」 「そろそろ算数に飽きました。何とかしてください」 などなど、言いたい放題に…

子供たちの意見

子供たちがいろいろなことを言います。 担任によっては怒り出すかもしれないことを平気で言ってきます。 私は怒るよりも意見を言ってくる子供たちに育ってきたことを嬉しく思います。 子供たちも、意見を言ったからと言ってその通りになるなんて全く思ってい…

自分に向かう言葉

自分に向かっての言葉ではないけれど、まるで自分に向かっての言葉ではないかと感じる言葉に出会うことがあります。 なぜ、その言葉が自分に向かってきたのか、はわかりません。 自分に向かってきた言葉が引っかかって、頭から離れない状態になります。 今か…

授業はみんなで作るものです

3学期の始業式、校長先生のお話の中で 「楽しい授業をみんなで作ってください」 とありました。 「授業は、先生だけが作る物ではありません。みんなで作る物です」 子供たちが静かに座っていて、先生の話を聞いている。 先生が黒板に書いたことを、とにかく…

明日から

3学期が始まります。 7日だけ行って、3連休です。 4日が日直だったので、思い当たる準備をしてきました。 子供たちの興味はすでに中学校に移っています。 「3学期、最高の思い出を作ろう」 と担任が息巻いても、子供たちの心には響きません。 先を見るのが、…

新年のちょっとした決意

新しい年が始まりました。 昨日の延長で今日があるわけですが、こういう日はとりあえずの区切りの日として、新しい決意をするチャンスです。 ここに具体的に書く訳ではありませんが、ひとつの決意を固めています。 定年退職の日まで、あと3ヶ月となりました…

幸せを願う

西川先生の 「子供たちの幸せを願う」 という指摘から、現状の学校を考えると、疑問に思うことが沢山あります。 その授業が上手くいくことと、それが子供たちの成長と将来の幸せとどのように繋がっているのか、全く分からないことが沢山あります。 さらに、…

1年を振り返る

1年を振り返ります。 反省ではありません。 昨年の今頃、定年の1年に6年生の担任をするなんて思いもしませんでした。 4月から6年生の担任になりました。 静かに『学び合い』を進めてきました。 幸い、もともと子供たち同士でいろいろと考える子供たちだった…

目的は?

体力の低下が問題になっています。 コロナ対策で体育の授業が減ったり、子供たちが出歩かなくなったりして、体力が低下しているとの指摘がありました。 ほかにも、スマホやオンラインゲームなど、子供たちの生活が変わってきてしまったことも理由になってい…

「セッション」から考える

今日は1時間の休みを取り、1時間の早帰りをしました。 帰りの車はいつものようにラジオを聞いていました。 普段は聞けない時間、運良く「荻上チキのセッション」で教師の多忙の問題を取り上げていました。 「どういう話だろう」 と期待しました。コメンテー…

第一稿

卒業アルバムに載せる贈る言葉の第一稿を書きました。このまま載せるかどうか分かりませんが、とりあえず。 ご卒業おめでとうごさいます。退職の1年に、皆さんと出会えて本当に良かったと思っています。素晴らしい、忘れがたい1年になりました。保護者の皆様…

学期末の1日

授業もほぼ終わっていて、残りの課題に取り組んでいます。 一番は、卒業アルバムの編集です。 これが結構面倒です。 子供たちもなかなか次に進めないので、嫌になってきます。 私も面倒くさくなっていて、ちょっと先に送っています。 後に回すと、結局大変に…

贈る言葉

毎年、6年生に贈る言葉を考えています。 特学を担任していたこともあり、3年続けて6年生に贈る言葉を考えることになりました。 今年は自分の定年の年です。 子供たちにはあまり意味がありません。よくこんな爺と付き合ってくれたと感謝しています。 「自由で…

ボタンの掛け違い

学級担任として、私はかなり用心深いと思います。 子供たち、保護者とのボタンの掛け違いは絶対に避けなければなりません。 「こういう意図だった」 と説明しても、一度掛け違えたボタンは戻すのにものすごく時間がかかります。 時間がかかりすぎて、学年内…

目標

9月末に運動会がありました。 私は、夏休み明けでぼけている子供たちに運動会というとりあえずの目標を設定することが例年の仕事でした。 運動会が終わったら、社会科見学があり、修学旅行があり、と続きました。 子供たちにとっては 「次の修学旅行」 とい…

一大行事

勤務校では、コロナ感染の拡大以来、中止していた修学旅行を宿泊で実施しました。 行き先は大幅に変更、趣旨も多少変えて、計画を立てました。 久しぶりに自分で管理職の協力を得て、業者とも連携して、計画を練りました。 例年通りの行程ではなくなったこと…

最悪の事態を考える

新型コロナの変異株オミクロン株が懸念されています。 空気感染の可能性も取り沙汰されています。 もし、ワクチンの効果に限界があり、空気感染が確認されたなら、またまた学校を閉鎖する可能性があるのでしょうか。 現段階では何もわかりません。 ただ、私…

何をしたいのか

学校には何をしたいのかわからないことがたくさんあります。 「それをすることで何をしたいのですか」 と質問したいことがたくさんあります。 多くの教師は何も疑問を持たずにやっているのかもしれませんが、私は「そもそも」 と考えることが多いせいか、と…

授業を考える

久しぶりに、授業について考えています。 ある方の、何気ない一言がひっかかっていて、そこから考え始めました。 子供たちの姿を見ていて、 「これは考えるかちがある」 と感じています。 新しい授業の展開がありそうで、藻掻いています。 まだまだしばらく…

修学旅行を作る

もうすぐ修学旅行です。 コロナの影響で、延期になり、それでも何とか宿泊での実施にこぎ着けました。 管理職の腹のくくり方ひとつで、こんなにも対応が違うのかとも思いました。 管理職の方々に感謝しています。 時期がずれ、行き先も変わって、初めてづく…