年度末ですね

いよいよ年度末です。 異動の話題もちらほらと聞こえてきます。 異動が決まれば、次は校内人事です。 私が決める訳ではありませんので、受け身です。 昨年度は、高みの見物を決めていたら、意外な方向に話が進みました。 今年はどうでしょうか。 校内人事に…

言葉遣いが気になる

公的な場での指導者の言葉遣いが気になります。 「学び合いを取り入れた授業」 「『学び合い』は考え方だ」と骨の髄までしみこんでいる私には、『学び合い』は授業を構成する哲学のような者ですから、「取り入れる」なんてレベルではありません。 『学び合い…

あと何年?

3月末まで勤めると、勤続40年です。 「勤続40年のリフレッシュ休暇が5日もらえるよ」 と言われました。 思えば、よくぞここまで勤められたものだと我ながら感心します。 私は、教師になりたくて教師になったわけではありません。 とりあえずの感じで仕…

動く国語の授業を考える

ちょっとしたひらめきで、 「動く国語の授業はできないか」 と考えています。 国語の研究授業を今までも見てきましたが、教師が前に立って静かに授業を進めている姿が多かったように思います。 なんだ、かんだ子供たちが言い合うような、動きのある授業はで…

学力テストについて2

学力テストの結果が出て、学力テストの結果を受けてどのような取り組みをするのかを提出するように指示されています。 はじめに私の立場をはっきりさせておきます。 私は、学校の一番大切な機能は学力向上であると考えています。教師たるもの、子供が学校に…

松山城で考えたこと

四国、松山に行ってきました。 本格的四国に行ったのは、初めてです。 松山城、今治城、大洲城、湯築城と回ってきました。 松山城は、とても大きな城です。 規模的には、加賀百万石の金沢城に匹敵すると思います。 しかし、加賀百万石に比べて、松山藩はぜい…

ネットの時代だからこそ

1年間で一番嫌いな研修がありました。 コロナ前までは、出張でしたが、コロナ以降はウェブでの開催になっています。 これは良い方向です。 すべての学校から必ず参加するとのことで、私が教員に名って以来、ずっと続けられていることです。 教育課程説明会と…

授業はコミュニケーションである

最近気づいたことですが、 「授業はコミュニケーションである」 という当たり前のことです。 数年前から、研究授業がつまらなくて仕方ありませんでした。 特に、指導案通りに進む授業が退屈でした。 授業後の研究会で司会をすることになっている授業ですら、…

「学ぶ」ということ

3ヶ月も更新をしていませんでした。 自分でも驚きました。 内田樹氏のブログを読んで久しぶりに書く気になりました。 いま私たちが学ぶべきこと - 内田樹の研究室 (tatsuru.com) そこには、 【人間が知的に成長するというのは「別人になること」だ】 と書か…

滑り出し

新学期が始まって、2週間が経ちました。 まあまあ、順調な滑り出しです。 本格的な『学び合い』を始めたわけではありませんが、のんびりと子供たちの様子を見ています。 校内ではいろいろとあり、いろいろと考えるところがあります。 一番は 「学び合いは“…

始まりました

再任用2年目。 校内の事情で6年生の担任になりました。 仕事なので、淡々とこなすだけです。 6年生の担任について 「6年生は学校の顔ですから」 とか言う方がいらっしゃいますが、子供たちにとってはいい迷惑です。 私は、 「6年の担任と言っても、小学…

「仕事ですから」

俳優の柄本明は、ある番組で、志村けんとのへんな芸者の役について聞かれたとき 「仕事ですから」 と応えていました。インタビューアーはどこかで「江本さんほどの俳優がどうしてそんな役までやるんですか」と思い込んでいたのでしょう。その質問に涼しく 「…

それを指導出来るのか

久しぶりの更新です。 県教育委員会から、教師の経験年数と目標とすべき仕事内容についての訂正がありました。仮に、Aとします。 かなり以前からあるものらしいのですが、今回改定になったと校長より話がありました。 さらっと読みました。 なかなかに面白…

贈与から

結構早いペースで読書。 子供たちに何を教えるべきか、将来の幸せのために何を知らせるべきかを考えています。正直、「学力向上」なんて事にはあまり興味がありません。(学力向上しないという訳ではありません。通常の業務は当然学力向上を目指しています。…

もういいでしょう

水戸黄門のセリフではありませんが、 「もういいでしょう」 という感じです。 コロナで飲み会がなくなって、もう飲み会に出るのが億劫で仕方ありません。 飲み会が嫌なのではなくて、どうせ飲むなら本当に気の置けない楽しい人たちとだけ飲み会をしたいと思…

出尽くした

『学び合い』に出会って、そろそろ20年になります。 大学院が終わって現場に戻ったときには、課題解決型の学習が全盛でした。 今もって、課題解決型の授業に取り組んでいる学校も地域もあります。 それを私は批判するつもりは全くありません。 私が勤務する…

システム

小学校の場合です。 よほどの強い意志と幸運がないと、自分が得意でない分野の担当をすることがあります。 私は、全くの専門外だったのに、理科主任を長くやっていたために、理科が得意であるように思われています。 理科の授業は好きですが、自分では全くの…

今年の抱負 みたいなもの

新年が始まりました。 今年の抱負、みたいなものを考えてみます。 第一に、心身の健康。 数年前のこと、体中にじんましんが出来て、薬を飲んでいました。 それが、コロナになってから、全く出なくなりました。 コロナがきっかけではなく、ある原因であると思…

少し放っておいて

今朝の毎日新聞の朝刊。 「心の病」で求職している教師が過去最高とありました。 先日、不登校が過去最高になったともありました。 この二つをどのように考えるのか、とても興味深い問題だと思います。 新聞の論調は、心の病を抱えないように教師のカウンセ…

いつなのか

私は昨年度で定年退職しています。 今年はフルタイムで働いています。 仕事の内容は全く変わっていませんし、自分の生活も全く変わっていません。 変わったと言えば、給料が減ったことくらいです。年収ベースで考えると、およそ半分程度です。 幸いにして、…

脱工業化を語る言葉

西川先生が繰り返し、脱工業化について語られています。 すでに、工業化の時代は終わっているのに、相変わらず工業化のコードで語られていることを嘆いています。 そんな中で、内田樹氏と想田和弘氏の対談本 「下り坂のニッポンの幸福論」清幻社 にこんな記…

限界

「学びの共同体」が指導する授業を参観しました。 なかなかいい授業でした。 しかし、私には、以前にも書きましたが、「学びの共同体の授業の限界」がやはり見えてしまうのです。 「グループは4人組、男女混合で座席は市松模様」 と言います。それはそれで…

趣味の話

職場で趣味の話になりました。 「休みになるとやることがない。趣味があると良いなあと思う」 という話でした。 私には他人から見れば趣味と思われることがいくつかあります。 ほかにもいろいろと手を出したかったことはありますが、これ以上は無理と諦めま…

授業を考える時

授業を考える時、どんなことをまず考えるでしょうか。 私は まず、この授業が面白いか を最優先に考えます。 面白くない授業を考えることはありません。 その、面白い、がどのような意味なのか、子供たちのためになるを面白いとするか、活動が面白いとするか…

若い頃の話

私が若い頃、運動会の後の慰労会はとにかく飲みまくりました。 1年で一番飲む慰労会だったと思います。 一次会が終わると、二次会に移動し、後は気の合う仲間と日付が変わってもまだまだ騒いでいました。家に帰り着いたのは、午前2時、3時になったことも…

配慮

運動会を考えます。 伝統的な種目があります。 綱引き、玉入れ、障害走などがあります。 そのほかに100m競走もあります。リレーもあります。 中でも、綱引きや玉入れはとてもよく考えられた種目だと思います。 運動会と言えば、走ることがどうしても中心…

何もない1日

土曜日が学校公開日だったので、今日は振替休日。 特に予定もなく、朝からのんびりとコーヒーを飲んでいます。 良い天気だけど、こういう過ごし方もいいのかなと自分で思っています。 クラスで、女子同士のシラブルがなかなか解決しないときにどうしてきたの…

授業の気配

勤務校で研究授業がありました。 校内研修は、“学び合い”がテーマです。 指導者は「学びの共同体」の方です。 授業を見ていて 「あれ!」 と感じました。 教師の構えというか、立ち位置というか、考え方というか、が『学び合い』に見えてきました。 「この人…

働き方改革

働き方を変えるのは簡単です。 定時に帰れば良いのです。 仕事が終わろうが終わるまいが 「帰ります」 と言って帰れば良いのです。 習慣にすれば、 「あの人は定時に帰る」 と周りが認めてくれます。 定時以降の仕事は入らなくなります。 本当です。私がやっ…

若き教師たちへ

私は、若き教師を語ることが好きではありません。 「最近の若者達は」 と語る姿が好きではないのです。 若き教師を語るとき、自分がもうベテランになっていたころのことを思い出します。 忘れられない光景があるのです。 私が敬愛してやまないA先生がいます…