小学校の場合です。
よほどの強い意志と幸運がないと、自分が得意でない分野の担当をすることがあります。
私は、全くの専門外だったのに、理科主任を長くやっていたために、理科が得意であるように思われています。
理科の授業は好きですが、自分では全くの専門外と思っています。
その専門外の理科で、研修に行ったのですから、人生は分からないものです。
たまたま異動した学校の都合で、その担当になってしまったということが度々発生します。
でも、主任なので、主任会議には出席します。これまたたまたま主任会議の部長を仰せつかるという場合もあります。
でもでも、です。大丈夫なのです。何とか与えられた仕事をこなしてしまうのです。
みんなやっていることだからです。
「まいったよ」
なんて会話を何回聞いてきたことでしょうか。
出来てしまうのです。
誰がやっても出来るシステムが出来ているからです。
「誰がやっても」というと、不機嫌になる方がいらっしゃるとは思いますが、現実です。誰がやっても出来るのです。
それでいいと私は思っています。
さらに、でも、です。
時として、
「専門だから主任をやっているのでしょう」
と言われることがあります。その立場を求められる事もあります。
確かに、その道の専門家としてやっている方もいます。全員ではありません。
「専門だから」
と言われて困る方もいます。
そういう方への、気遣いも大切です。
そういう気遣いが出来ない方が、責任ある立場の場合、本当に困ったことになります。
「仕事だから、やっているのだけど、それを求められても困る」
という方です。
責任ある立場の方が、そういう発言をされるのを聞いていると、きっと教室でも同じ事をやっていたのだろうと思います。
そういう方は、早く教室を離れていただいて、指導者としての道を探された方がいいと思っています。
まあ、大きなお世話ですけど。