言葉遣いが気になる

公的な場での指導者の言葉遣いが気になります。

「学び合いを取り入れた授業」

「『学び合い』は考え方だ」と骨の髄までしみこんでいる私には、『学び合い』は授業を構成する哲学のような者ですから、「取り入れる」なんてレベルではありません。

『学び合い』の授業をしようと思えば、考え方を変えなければなりません。取り入れるなんて中途半端な態度では、『学び合い』は破綻します。

 

昨日の教育事務所による「支援担当訪問」がありました。

私は、大学院から戻ったころからやっている国語の授業を公開しました。

指導者が

「この仕事を2年間やっていますが、こういう授業は初めて見ました。」

と言っていました。正直な方です。

私は15年前からやっています。この授業を評価してくれた方は数名です。

西川先生が

「時代の先を行きすぎた」

というような事を何回もお書きになっていますが、その通りだと思います。

今になって、子供たちの相互作用を重視する時代になりました。

でも、まだ「取り入れる」レベルの話です。

教師の考えを根本から変えるレベルには、まだまだ至りません。

かなり上から目線の書き方になりましたが、仕方ありません。

そういう私ももうすぐ消えます。

老兵は死なず、ただ消えゆくのみ」

です。