一斉指導という枠組み

今日は校内研修。

指導者は「学びの共同体」の指導者で町の学力向上を担当している方。

私は、指導者が一斉指導という枠組みをどのように考えているのかを注目して聞いていました。

私は、『学び合い』は一斉指導という枠組みから離れていくものだと思っています。

時には、一斉指導という枠組みを壊してしまうほどの力を持っているとも思っています。

私が聞いている限り、一斉指導という枠組みを維持したまま、進んで行くのだと感じました。教師主導という一斉指導という枠組みをなくしてしまうことはないと感じました。

タブレットの登場で、「個別最適化」の流れはどんどん加速していきます。「個別最適化」は、一斉指導ではなしえないと思います。ただ、『学び合い』なら「個別最適化」も可能です。「個別最適化」を進めようとすれば、『学び合い』しかないとも言えます。

一斉指導という枠組みの中での話だったので、少し落胆し、

「まあ、そんなものか」

と感じました。

 

しかし、です。

重要なことも言っていました。

「学び合いは授業の形式ではない。考え方だ」

久しぶりに、この言葉を他人から聞きました。

私は、しばしば口にしています。

さらに。

「みんなで一斉に算数の問題を読み上げると、文章の意味が分かりますか。無駄だと思います」

とも、言っていました。

授業のビデオも一部見ましたが、ビデオの授業は、私には「個別最適化」に向かっているように感じました。

指導者の立場で、今日はかなり踏み込んだ内容だったと私は思っています。

さて、それが同僚のところに届いているのか、今後が楽しみです。