明日から
3学期が始まります。
7日だけ行って、3連休です。
4日が日直だったので、思い当たる準備をしてきました。
子供たちの興味はすでに中学校に移っています。
「3学期、最高の思い出を作ろう」
と担任が息巻いても、子供たちの心には響きません。
先を見るのが、子供たちですから。
私は、
「最後にどんな授業をしようかな」
という感じです。
内田樹氏の本を読んでいたら、民主主義に反する意見として
「説明して合意を作っていくのは、面倒だ」
という指摘がありました。
逆に言うと、
「説明して合意を作っていくのが、民主主義だ」
となります。
学校もそうなるべきだと思います。
特に、小学校の高学年より上は、何事につけ、子供たちとの対話と合意が大切であると感じてます。対話によって、合意が生まれ、その合意によって学級が運営されるべきだと思います。
主権者としての自覚は、そうやるしかないと思います。何でも先生が決めて、それに従う経験ばかりでは主体的な思考や態度は育ちようがありません。
自分たちで作った合意が予想も付かないような悪い結果になったとしても、それは自分たちの責任ですから、誰にも文句を言い様がありません。
その失敗を生かして、次に進むようになるべきです。
そんな経験を繰り返すことが大切です。
私は、子供たちからの質問や意見を聞きます。その通りにするというのではありません。
「君たちの意見は分かりましたが、それはできないと思います。」
と言うこともあります。
子供たちから
「なぜ」
と質問されます。できるだけ説明をします。
「皆さんに言えることはここまでです」
と言うこともあります。
「何かやったら、教えてもらえますか」
と言われることもあります。
「私は、君たちと取引はしません。」
と宣言します。
私は、民主主義を大切にする教師でありたいと思っています。
私は、自由を大切にします。
3学期も、少しでも合意の範囲が広がるようにしたいと思っています。