志願者が減る理由

校内で不祥事防止研修がありました。

県内で体罰を理由に処分されて、結局退職した教諭がいたそうです。

体罰を肯定する気はさらさらありません。どんな場合でも体罰を奮うのはよくありません。

体罰を肯定する気は全くないと確認します。

その上での話です。

今回の例に限り、子供とどのようなやりとりがあったのか、とても気になりました。

何らかの理由があり、つい体罰に至ったとしても、体罰はだめです。

処分されます。

その理由は十分に検証されたのでしょうか。

教師は退職という最終的な責任の取り方をしました。

その原因はどうなったのでしょうか。

教師が体罰を奮ったという理由で、教師だけが処分されるというのはどうも納得できない感じです。

私は、体罰を行った教師を弁護する気はありません。繰り返します。

その上で、その原因となった出来事の検証は十分に行われたのか気になっています。

教師だけが処分されるとなれば、採用試験を受けて、教員になろうという若者は減る一方になると思います。

 

以前勤めていた学校で、同僚が定年前に退職するという事がありました。

ある出来事があり、

「もういいや」

という気になってしまったようで、定年まで数年を残して退職されました。

私たちは、

「辞める必要はない」

と止めましたが、本人の意思は堅くきっぱりと辞めてしまいました。

そのときも、こんなことをしていたら、いつか教師になろうとする若者がいなくなると感じましたが、今は本当にそうなっています。

同僚が辞めていくような職場に寄ってくる若者はいずれいなくなってしまうのではないかと思います。この現実を何とかしなければいけないと感じています。