語ることが大切

西川先生が、総理として語るべき事を書いていらっしゃいます。

とても大切なことだと思います。

以前にも書きましたが、政治的な主張を別にすることはあります。

当たり前ですが、だから論争にもなり、時には政治的な主張が相容れず政党が分離することもあります。

言葉にすれば、違いがあります。その違いをどのようにすりあわせていくのか、がとても大切になってきます。

結婚して新しい生活が始まると、今まで他人だった二人の間で様々なすりあわせが必要になってきます。私は結婚してもう30年以上経ちますが、まだまだすりあわせは続いています。

現在の政権は、一貫して説明することを避けてきました。質問をさせず、質問に対して答えをずらして説明することをさけてきました。

私は、その態度をずっと見てきました。

今更、どのような説明をされても、聞く耳をもっていません。

「どうせ説明をしないだろう」

と感じています。

言葉が届かない状態になっています。

学級に例えれば、学級崩壊の状態です。

担任の言葉が子供たちに届かないのですから、学級崩壊の状態です。一度学級崩壊の状態になったクラスを立て直すには、相当なエネルギーと時間が必要です。

学年が変わり、担任が替わった途端に、何となく学級が立ち直ったように見えます。子供たちが新しい学年になり、何とかしなくちゃと感じているからです。

新しい担任は、ここから勝負です。子供たちを失望させてはなりません。次々に手を打って新しい学年が始まった、今からみんなで新しい学級を作ろうと、言葉で語り、態度で授業で示していく必要があります。

私は、学級崩壊に近い状態のクラスを担任したことがあります。自分も若かったのでありあまるエネルギーを注いで学級づくりをしました。今から振り返れば、話を聞いてくれた子供たちと保護者がいて、上手く進んでいたのだと思います。

学級通信を書き、自分の考えを伝え、クラスでも語る。分かる子供たちが分かるようになると、クラスは変わる。そんな事だったのだと思います。

話を戻します。

今まで、十分な説明をしてこなかった政権は、今からどうやって言葉を届けることができるのでしょうか。

私にはわかりません。ただ、自分で蒔いた種は自分で刈り取るしかない。そう思っています。

かけがえのない命がこれ以上失われる前に、動いて欲しいと願っています。