卒業式も終わり、春休みの時間を満喫しています。
私が若かった頃は、春休みは本当に春休みで、4月の最初の職員会議まで学校には行きませんでした。
どこの担任もしていない状態で遊んでいました。
担任が決まらないと仕事にならないから、何も考えない。
素晴らしい時間でした。
時代は変わって、年度末にはもう次の担任が分かっているような展開になりました。
昔のような時間はなくなりました。
「早く分かっていると、準備ができていい」
なんて、この風潮を肯定的に考える同僚もいて、人それぞれだなあと感じています。
卒業式について、校長からの指摘がありました。
「時間内で、できることをすればいい」
その通りです。
私は、ずっとそうしてきました。
練習が4時間なら4時間でできる範囲でやれば良いのです。
出来ないことがあるときは、どうするのか、これは担任の考え方です。
以前、5月の連休明けすぐに林間学校が計画されている学年を担任しました。
キャンプファイヤーのダンスと歌と覚えることは沢山あります。
家庭訪問もあり、十分な時間がとれるはずもなく、子供たちが覚えきれるはずもありません。
私は、子供たちにすぐに歌える歌をききました。
踊れそうな簡単なダンスを数曲考えて、踊れる先生に指導を頼みました。
できる範囲でやっても、全く問題ありませんでした。
むしろ、一緒に行った管理職から褒められました。
時間内で、できる範囲でやればいいのです。
すべてがそうなると、学校は全く変わります。
授業研究会にむけて、長々と指導案の検討をするなんてこともなくなります。
そもそも、長々と指導案を書くこともなくなるでしょう。
簡潔な指導案を書く。検討も時間内で終わらせる。
今まで勤務した中で、最長の指導案は、算数の1時間の指導案が20数ページでした。
馬鹿らしいことをしたものです。
長くなれば、検討も長くなる。
しかも、授業研究会の直前になって、授業者を変更するというオチまでつきました。
授業の準備もできる範囲ですることになります。
私は、どんなに効果が見込まれることでも、あまりにも自分の負担になることはやりません。諦めます。負担にならないことで、続けられることを選びます。
来年度が楽しみになってきました。
どんな展開が待っているのでしょうか。