私は面白い授業が好きです。
面白くない授業ならしません。
授業している私がつまらないと感じたら、もうやりません。
面白い、っていろいろなレベルがあります。
人によって考え方も違います。
「面白ければ何でもいいの?」
と言われます。
私は、つまらないよりはずっといいと思っています。
国語の教科書に、高畑勲氏が書いた文章が載っています。
「鳥獣戯画」
を題材にした文章です。
さて、この文章でどうやって授業するか。
「今回は、普通に授業するか」
と子供たちに聞いたら
「しなくていいです。」
と言われました。
いいですね。
では、どうするか。
まず、子供たちに自由に鳥獣戯画を見せます。
ネットで検索すれば、鳥獣戯画の多くの部分を見ることができます。
1時間ほど自由に見せておきました。
「自分が選んだ場面で、私が選んだ鳥獣戯画という文章を書いてください」
「原稿用紙1.2枚程度で」
と言いました。高畑勲氏の文章はとりあえず、置いておいて、
「私の鳥獣戯画」
を書く授業にしました。
子供たちは
「書けるわけない」
と言っていましたが、そんなときでも、書きはめられる子供はいます。
まだ始まったばかりですが、どんな展開になるのか、楽しみです。