学校は始まるのか

昨日ちょっと学校に行き、少し雑談して帰ってきました。

「学校は始まるの?」

と言うと

「始まるらしいですよ」

との返答でした。

どうやら予定通り始めるらしい。

少し離れた友人の学校では、子供と同僚の感染の報告があったようです。

私の勤務校の地域は、必ずしも感染者が多いところではありません。私が住んでいる地域も感染者が多いところではありません。

それでも、人混みを避け、買い物に行くときにはマスクをして、他人とは近づかない、消毒をするなどの対策をとっています。もちろん、家族以外との会食は、全くありません。

「学校が始まる」という方針に変更はないでしょうが、感染症予防に「万全」はありません。今以上の予防対策をするとすれば、閉鎖しかない状況です。学校を閉鎖しても、人混みを作る場所がほかにあれば、感染が広がる可能性があります。

学校に来て、教室に入れば、換気、距離、会話を減らすなどの対策をとるにしても、万全ではありません。感染の可能性は常に残されています。

学校として、担任として、今以上の何ができるのでしょうか。

私には、わかりません。

夏休みを終えて、新学期が始まることに、これほどの危機感を持ったことはありません。授業は取り戻せても、命は取り戻すことはできません。

 

「休校」

というニューズが流れると、町の声として

「授業の遅れが心配です」

という意見が紹介されます。

「何だろうなあ」

と私は思っています。

そもそも授業は時数でやるものではありません。

3時間与えられているのなら、3時間で授業する、という程度のものです。

「子供たちがそのスピードについて行けますか」

子供はすぐに慣れます。

私の算数の授業はとにかく速いのですが、「速い」と感じるのは最初だけで、すぐに慣れます。慣れれば、分かるかどうかは「速さ」できまるものではないと分かります。

「ここは、2時間かけよう」

と言って、いつもよりじっくりと考えさせることもあります。

何回もやり直してやっと進むこともあります。

これだけ、いろいろな学ぶ材料がそろっているのですから、それを自由に使わせれば大きな問題は起こらないと思っています。

 

 

やはり最後は、子供たち同士のやりとりをどのように確保するのかだと思っています。

様々な学習機器を使うことが子供たち同士のやりとりからできるようになれば、楽しいです。