未来の世の中を予想する、またはどのような世の中を作りたいのかに答えるのは、とても難しい思考です。
人口が減り、環境が悪化し、資源が枯渇し、国家という枠組みすら終わろうとしている指摘もあります。
水野和夫氏の「資本主義の終焉」に関わる著作を読んだときに、つよい衝撃を受けました。水野氏は
「資本主義の先に何かあるのか、私には分からない」
というようなことを書かれていました。
また同時期に
「里山資本主義」
を読み、なんだか少しの見通しが見えたような気もしていました。
甘い見通しです。
そんなことを考えていると、学力テストの点数を上げるために努力していることが馬鹿らしくなってきます。
何が今大切なのか、大きな物語の中で考えたいと思うのです。
たまたま本屋に行って、手にした本を読み始めたら、脳が全開になっていく感じがしました。
斎藤幸平著
人新世の「資本論」
集英社新書 1020円+税
2020年9月
まだ途中ですが、例えば環境問題で現在取り組んでいることの多くが環境への負荷を下げるものではないと指摘されています。
電気自動車を走らせれば、環境への負荷を下げられるものではない。
では、どうするのか。
ここからが面白くなります。
この結末から、学校で子供たちに何が出来るのかを考えます。
少なくても、学力テストの点数のためにやることとは違うと感じています。
若い受賞者で話題をさらった「推し、燃ゆ!」を読了。
この若さで、これだけの言葉を操れるのはすごいと感じましたが、私には理解しがたい世界でした。