校長というお仕事

ここ何回か、書き出しては更新できませんでした。

妻から

「あなたは校長になれなかったのだから、校長先生についてとやかく言う資格はないのよ」

と言われています。自分から校長になろうとしたことはありませんから、「なれなかった」というより「なろうともしなかった」という方が正確であるようにも思います。

実際になろうとしても、なれなかったと思っていますので、妻の言う通りかもしれません。

 

 

最近、なぜだか「校長の仕事」について考えることがあります。

学級担任の延長ではない、どこかで断絶している何かがあるように思えるのです。

学級担任としての力量をどこかで捨てるのか、また校長としての何かを獲得するのか、その両方か、また違うのかわかりません。

ただ、学級担任として求められる職能と校長として求められる職能は、地続きではないような気がするのです。

私が今まで仕えてきた校長先生方の中でも、校長としての力量が際立って高いと感じられる方がいらっしゃいました。逆に、学級担任としての力量の延長で校長先生の仕事をこなされている方もいらっしゃいました。

それが何なのか、もっと具体的に考えたいと思っています。

法律や県のから出される文書をよく読んでいて、

「こういうふうに書かれているから、ここまでやってあれば問題はありません」

「文書はここまでなので、あとは校長の裁量です。」

などと言われると、納得します。

それが、職員の負担にならないような配慮を感じるのです。

文書ではなく、指導主事の一言を真に受けて、やたらと負担が増えるようなことを平気で指示する校長先生はご勘弁願いたい。

校長の仕事として、できることが意外に多いのだと思うことが多くなりました。

 

私には、無理なお仕事です。