西川先生の9月10日の記事「立ち位置」を拝読し、そうだよなと膝を打ちました。
私は、これまで
「授業にこだわりのある校長は、校長になるべきではない」
と繰り返し発言してきました。
「校長の仕事はほかにある」
とも言ってきました。まして、校長の職にある方が、「授業のお手本」と称して授業をしてみせるなんてことはするべきではないとも思っています。
西川先生の言うとおり、校長の職能は違います。
校長としてするべき事は違うと私は思っています。
こういう校長がきたときには、静かに通り過ぎるのを待ちます。
出れば、打たれるに決まっています。お互いのためと思い、静かにしていました。
こんな私ですが、お一人だけ、退職してからも食事会が定期的に開かれて、毎回15人ほどの参会者を集める元校長先生の会に呼ばれます。この食事会が1年に2回定期的に開かれて、もう10年になります。
参会者も退職された方が増えました。退職後の生活の様子をお聞きするのも楽しみです。皆さん、お元気に退職後の生活を謳歌していらっしゃいます。
この校長先生は、授業についてもご高名な方でしたが、校長として授業について語ることは一切ありませんでした。校長としての職能を全うされました。
どちらのタイプの校長が尊敬を集めるのか、はっきりしています。