議論する2

議論できる人は、正解を留保できます。

とりあえず、正解を留保する。何が正解であるかを問わない。

「私が言うことが正しい」

という言い合いでは議論になりません。

「私はこう考えるけど、どう?」

という態度です。

議論をすることで、新しい見方や考え方が生まれる。

「そういう考えもあるなあ」

「思いつかなかった」

と感じることができれば、本当に楽しい議論です。

楽しい議論をするために、たくさんの本を読みます。

相手もたくさんの本を読んできます。

議論は入り乱れて、次々に新しい展開をして、わくわくして終わります。

次が楽しみになります。

そういう会に、つまらない人は呼びません。居丈高な言い方になりますが、つまらない人には同席して欲しくないのです。

西川研や『学び合い』を通して出会った人には、つまらない人はいません。いつも、自分にないものを見せてもらいました。そういう人でないと、『学び合い』によってこないのかもしれません。

 

さて、6年生の社会の議論です。

縄文時代弥生時代を分けているものは何か」

です。

教科書的には「狩猟と定住、米作り」あたりになるのでしょうか。

「支配者が現れた」

なんて答えもあるかもしれません。

ある日、突然縄文時代がおわり、弥生時代が始まるなんてことはありません。

じわじわと移り変わっていったのでしょう。

これも考えてみたいテーマです。

 

 

私は、

「時間の長さ」

だと思っています。

もし、弥生時代縄文時代ほどの長さになっていたら、まだ弥生時代です。

弥生時代もそんなに長く続かず、いくつかの時代を経て、現代につながっています。

では、どうして時間の長さが変わってしまったのか。

かなり、面白いテーマになりそうです。

 

 

もうすぐ、歴史の勉強が始まります。

今年は、また違う授業をしようと思っています。

担任ではないので、無茶はできません。